益子焼 (ましこやき)

【地域】 栃木県 益子町

てしごとクラブ

(加守田章二)

【概要】江戸時代後期に大塚啓三郎が笠間焼の田中長平を指導者として招き入れ創始。当時、関東の焼物は笠間焼だけであり、生産を伸ばす。その後生活様式の変化、粗製濫造で一時衰えるものの関東大震災後復興需要で復活。その後、濱田庄司が定住し民藝の焼物で有名になる。濱田庄司の流れをくむ民芸的な焼物や独自色の強い焼物など様々な分野の焼物が作陶されている。産地は栃木県の真岡市、芳賀郡益子町、市貝町、茂木町など。笠間からも近い。人間国宝に濱田庄司、縄文象嵌の島岡達三がいる。技法は流掛け、流描き、柿釉、塩釉、練上手、縄文象嵌など多彩。現在窯元は約250、販売店は約50あり、様々な種類の焼物の生産販売が行われている。

益子焼

【技法】

流し掛け(かけながし)

流し掛けとは、ひしゃくなどの容器で釉薬を取り、陶芸作品に流しかけていく方法です。一定に掛けることが難しく、ある程度慣れなければきれいに掛けることができませんが、浸し掛けと比較して少量で済むというメリットがあります。

スリップウエア

【益子焼をもっと調べる(リンク集)】

益子焼データベースプロジェクト 益子で活動されている作家のデータベースです。

益子町観光協会 益子町に関する観光データがたくさん揃っています。

関東焼き物ライナー 秋葉原から笠間・益子への直通バス。電車だと少し行きにくいですがバスだと楽ちんです。

栃木県益子町陶磁器