2025年大阪・関西万博 | 伝統技法が織りなす未来へのものづくりへの提案
本商品は2025大阪・関西万博公式ライセンス商品「いのち輝くシリーズ」です。
日本の伝統産業は持続可能性という点において風前の灯火です。
能登半島地震においても日本を代表する漆器の産地である輪島が被災し約1000人いた諸君のうち約8割が地域外に流出してしまいました。
このManeki Nekoを製造している高岡でも、漆器の職人は数えるほどしかおらず、地域の伝統的ないくつかの技法はすでに再現が困難になっております。
Maneki Nekoは被災し輪島を離れた職人と高岡の職人をつなげ、
伝統技術と3Dプリンタ・レーザーカッターといった先端技術をハイブリッドで活用することで、
持続可能な伝統工芸の未来のカタチを表現しています。
総合プロデューサーである國本耕太郎氏は産地の枠を超えて、先端技術と伝統的な漆塗りのハイブリッドにより漆芸の新たな可能性を追求しています。
また、輪島の職人とのコラボを実現させた浦出真由氏は、震災前から先細る伝統産業の復活を目指し、輪島塗の魅力を発信してきました。この2つの産地のプロデューサーが高岡と輪島の職人・クラフトマンをつなげ、あたらしい「いのち」を生み出しました。
螺鈿で表現された、大阪・関西万博のデザインエレメント(WORLD)は、まさに産地に根付く個々の職人・クラフトマンの共創と伝統的な技術と未来の技術のハイブリッドによる持続可能な伝統工芸の未来のカタチを表現したものです。
異なるものが 融け合い、響き合うことで生まれる美しさは、私たちを新しい未来へと導くという万博のコンセプトに強く共鳴しております。
先端デジタル技術と職人のクラフトマンシップが融合された、新時代のアート工芸であり伝統工芸を活用した未来のものづくりに対する提案をいたします。
(いのちをつむぐ、いのちをひろげる、いのちを磨く)
産地間にある壁をとりはらい、職人が協力することに寄って新たな価値を生みだします。
(いのちを高める)
幸運の招き猫。上がった左手は集客、黒は魔除け、漆はラッキー7の意味があると言われています。幸運の輪を世界に広げることを願って心を込めて作っております。
私たちの気持ちを広く共有し、一人ひとりが望む生き方を考え、可能性を最大限に発揮できる社会を目指します。そして、持続可能な社会を実現するために、Manake Nekoがそのシンボルとなることを願っています。
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プロジェクトチーム
[ディレクター] しゃかいデザイン 宇田川燿平(東京)
[総合プロデューサー (高岡)] 國本耕太郎
[プロデューサー (輪島)] 浦出真由
[造形師] 丸山達平(射水)
[漆 (塗・加飾)] 輪島の職人たち
[漆 (螺鈿)] 武蔵川剛嗣(高岡)
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